2025.03.15 Saturday
Esoteric G-05 マスタークロックジェネレーター導入: 音質編
さて接続してクロックを同期させたのち数時間待ってから聞き始めています。
またそれから3週間ほど経過しても同じCDを聞いての感想です。
自分の言葉で表現するのが難しいのですが
１）音がほぐれて、それぞれの楽器の音、声がきれいに分離して聞こえるようになった。
２）音が空間に散らばり上下左右、配置されているのが手に取るようにわかる
３）音のにじみが少なくなり太い輪郭線のようなものがなくなっている、線が細くなったとも違います
４）いわゆるベールがはがれて見通しが良くなった
特に１）、２）の効果は時間が経過するにしたがって効果がを感じています。
クロックを導入した方々のご自分のコメントを見ると、私と同様な感じのようです。↓
・空間描写性と解像度が一気に向上するだけではなく、ノイズフロアに埋もれ
そうな微弱音を浮き上げ、その微弱音が楽器や声の倍音を豊かにしている。
・クロック同期の良さはケーブル、電源、ボード、などの変化とはまた大きく
違いフォーカスの焦点の良さと言いましょうか、音色も変化しますがにじみや
空間描写における緻密感に影響すると感じます。
そのためこのクロックをお店で試聴するときのために用意したCD、SACDだけで
なく、普通のCD、また80年代、90年代にアナログ音源のCDでも、効果が感じられます。
かえってそのようなCDのほうが向上、変化の効果が大きく、今になって昔、古い
CDを処分したことを後悔しています。
試聴で使用したCDです。高音質盤が中心でした。
2025.03.08 Saturday
Esoteric G-05 マスタークロックジェネレーター導入: 導入編
今回、SACDプレーヤーのため、マスタークロックジェネレーターG-05を導入
しました。
導入後2週間経過しました。ただ、搬入してセッティング後、数日してから
数日電源OFFとした日があるので、実質1週間弱といったところでしょう。
（クロックは24時間電源ONが基本という前提です）
導入についてはK-03を購入してからずっと頭の隅にありました。
SACDの音質向上のピースとして考えていました。
Esotericは外部クロックを昔から発売しています。Gシリーズとして
G-0、G-03、G-2などなど。
そのため中古のクロックも結構目にします。
ですが、同じように考えている人は多いようで、発売から年月が経っても
なかなか安くはなりません。
また、このような話を行きつけのオーディオショップで話していたら、
1月にデモ機を借りたのでぜひ視聴しにきてくださいと連絡がありました。
使用している機材は私のも物よりも上等（C-3850、A-70、K-03KDSEなど）でしたがスピーカーは同じものを用意していただきました。
そこで聞いて改めてクロックの効果、効能を感じて、その場で購入を決意
しました。
ということもあり、今回は新品での導入です。
Esotericのクロックジェネレータは最近は10MHz出力を推しています。
G-02世代までは44.1kHz、48kHz系列（この整数倍）の出力が中心でしたが、
G02世代で10MHzも出力可能となりG-05に至っては10MHzのみという形に
なりました。
本来クロックとして機能を絞り込んで、コストを抑えた製品といっても
いいかもしれません。
（TEACで販売し始めたCG-10Mでは10MHz出力オンリー）
また最近のSACDプレーヤーも10MHz入力のみという形になってきているので、
Esoteric（TEAC)の方針というのが大きいのでしょう。
そこらあたりはどのような事情があったのかはわかりません）
さて、G-05 は性能的にはスペックを見る限りは前モデルらと大きな相違点は
ないようです。
ただ、違いがあるのは
・シャーシコンストラクション
シャーシコンストラクションも、振動にデリケートなマスター
クロック向けに特別の配慮を行いました。
フロント、サイドパネルは、重量級の肉厚アルミニウムを採用し、
外部からの振動を抑えます。
シャーシ内部のMaster Sound Discrete Clockモジュールはネジを
使わずに自重でシャーシ内に接地させ、3点支持のスチール削り出し
インシュレーターもシャーシの自重でボトムプレート側を下から
保持するだけの特殊なフリーマウント方式を採用。
クロック・モジュールやインシュレーターの固定用ネジを無くし、
これら振動に敏感なコンポーネントへのねじ止めによる応力集中を
避けることで自然な振動減衰効果が得られ、優れた音質を得ることが
できます。
また、トップパネルは、ネジで締め付けないセミフローティング
構造にすることで、伸びやかで開放感のあるサウンドを引き出します。
・アース端子がない
・電源スイッチが裏面に移動
・液晶ディスプレイ、温度計（CG-10Mで装備あり）もない
というところが感じました。
機能的な面以外をそぎ落としてコストダウンを図っているようです。
特にシャーシコンストラクションについては取説にも記載があるように
移動時には内部モジュールを底面からのねじ3個で固定し、設置時には
ねじを外すようになっています。
また天板はがたつきがあり数�佗發�くらいでねじで固定しているわけでは
ありません。
この構造はTEACのCG-10Mから採用されているようです。
効果があるとの判断なのでしょう。
またクロックケーブルも検討の必要がありました。
ESOTERIC製のMIXCELケーブルの評判は良いと聞いています。
ただ、最初から数10万円のケーブルは手が出ないので、いろいろ検索して
みた結果MUTECのケーブルを選択してみました。
MUTECは業務用では実績があるメーカーです。
価格も75�僂�4万円しませんでした。
2024.12.31 Tuesday
2024年 購入したディスク LP編
今回はLPの紹介となります。
今年、光カートリッジDS003用のイコライザーをグレードアップしました。
そのため、アナログディスクの音がワンランク良くなり、聴くのが楽しくなりました。
今年、個人的にはクラシックLPにとってエポックメイキングな年になりました。
というのもDG（ドイツグラモフォン）が70年代のマルチトラックテープをリマスタリングしてオリジナルソースシリーズとして復刻を始めました。
昨年2023年から始めっていますが私は今年が初めての入手になります。
エポックメイキングというのは音がいいのです。オリジナルで発売された当時のレコードを持っていますがそれと比較して現代的に解像度、音の深みなど優れています。
発売するものすべてを購入するわけではないですが、そこから気になるものを購入しています。
また第1弾で発売されたものは販売終了になったのち、今年になってセカンドプレスという形ですが入手することができました。
アナログ盤ではセカンドプレスはぐっと価値が下がりますが、ただ自分が聴くのですから関係ないと思い購入しています。
このオリジナルソースシリーズが今年は8タイトル。
Esotericもアナログ盤を定期的に販売しています。年2回、合計4タイトル。
これも継続購入決定です。
音の良さでいえばStereosoundオリジナルのビッグバンドシリーズ。第3弾、第4弾になります。SACDでも持っていますが音の良さのベクトル、方向性が違うので購入して正解でした。
あとは竹内まりやの新譜2点。
中古レコードから気になるものを購入しています。
海外出張ハンブルグで購入したLPも5点あります。
アナログディスクですがこれからますます販売数が増えてくると思われます。
ただ、クラシックのアナログディスクは最小限にするつもり。クラシックはアナログよりSACDで聴くのがいいかなと思っています。というのもピアニシモからダイナミックレンジが広く
またノイズがないのはSACD・CDのメリットですからね。
ということで今年の購入は全部で30タイトルとなりました。
2024.12.30 Monday
2024年 購入したディスク CD/SACD編
今年ももう残り少なくなりました。さすがに今年はDisc購入の予定はないので、
ここで今年購入したディスクをまとめて紹介することとします。
最初はCD/SACD。
１，Esoteric 名盤復刻シリーズ：今年で始まってから何年になるのでしょうか。
引き続きもれなく購入しています。
ただしクラシックのものだけですが。ジャズも販売されましたが、私は
見送っています。
合計12タイトル。毎回3タイトルずつの4回発売でした。
購入して毎回必ず聞いているわけではないのですが、年末年始余裕がある
ときに聞いていきたいです。
デジタル録音のＳＡＣＤ化というディスクもありますが、いわゆる
「なんちゃってＳＡＣＤ」とは言われます。
ですけど音はデータだけで決まるわけではなく,聴覚、聞いてはじめて判断
することにしています。
来年以降も継続されるはずですが、まだまだ埋もれている名盤はあるので
しょうか。
２．タワレコ復刻SACD
今年は4タイトル。個人的にはDECCA、DGレーベルの復刻版の中から選択
しています。
一時期たくさん発表されて追いつかないくらいでしたが、今年は少なく
なりました。
３．ユニバーサル、SHM-SACD他
カラヤン演奏DGの復刻版、今年は4タイトル。またJohn Williamsの東京公演版。
カラヤンのものはもれなく購入していますので、引き続き出し続けてほしいです。
だんだんマイナーなディスクになってきますが、かえってそのような音源の
ほうがオリジナル録音テープは状態が良いのではないでしょうか。
豪華パッケージで復刻したカラヤンのボエーム。パヴァロッティ主演で
DECCA復刻版です。これも今年のトピックではないでしょうか。
これはLPでも販売されましたが、私はSACDを選択しました。
パッケージ自体はLPと共通でブックレットはLPサイズで当時の録音風景など
の写真が多く織り込まれています。買ってよかったとおもうものになって
います。
John Williamsのライブ盤はウィーン、ベルリンに加えて東京となりました。
今年小沢征爾がなくなってしまいましたが、まだまだ頑張ってほしいです。
４．そのほかのクラシック
レーベルとしてはBIS、ExtonがSACD頑張っています。どちらも音はいいですし、
BISはマルチチャンネル収録していますので引き続きやめないでほしいものです。
Pentatone、LINNは日本盤のみSACDで発売するタイトルがあるので、
それはチェックしていきたいです。
５．ポピュラー
Stereosoundが独自に販売しているもの、Mobile Fidelityが復刻している
ものがやはり音もよく、好きな人たちのツボを押さえているなあと感心
します。
ただ値段が高いのが玉に瑕ですかね。
またDuttonでは過去の4chステレオをマルチチャンネルSACDで復刻している
ものもまだ出ていますので、期待しています。
日本のSonyがBilly JoelのPiano Manを出しました。マルチ収録で、
パッケージも様々な資料を同梱しています。こんなSACDはいいものです。
またウイリアムズ浩子にもはまってしまいました、CDだけでなくLPにも手を
出してしまいました。ただすべてのディスクではなくMy Roomシリーズのみ
ですが。
オーディオ的にもこちらのディスクはいいですね。
さて今年はSACDは47タイトル。CDは5タイトルの合計52となりました。
2024.10.26 Saturday
光カートリッジ用イコライザーDS003導入
9月という先月のことですが、光カートリッジ用イコライザーをDS-E1からDS003へグレードアップをすることができました。
もともとDS003のカートリッジを導入してはいたのですがその当時は予算の関係からイコライザーのみDS-E1から始めました。
その間、光カートリッジの良さは十分味わうことはできていると思ってはいましたが、やはらい上位機種は気になります。グレードアップの機会をうかがっていましたがこのたび導入することができました。
第3世代の光カートリッジ用イコライザーでありDS-E1という第1世代というものでした。
入れ替えてから数週間足り、音も落ち着いてきて変化に慣れてきたのでまとめて書いてみようと思っています。
DS003イコライザーですが特徴があります。
１．入力2系統
２．上の2系統はそれぞれ低域カットオフが異なる仕様、またその中でカットオフスイッチを切り替えることで
さらに細かく変更できる、
カットオフスイッチでは30Hz以下6dB/oct(赤線グラフ)、または50Hz以下6dB/oct(青線グラフ)
入力１：カットオフスイッチの特性のまま(グラフa、もしくはcの特性)
入力２：さらに35Hz以下12dB/oct＋25Hz以下12dB/octのアナログフィルターが追加(bもしくはdの特性)
今のところ素のままの特性となるaの設定で聴いています。
レコードのそりが多い場合にさらに低域カットする方向でしょうが、いまのところはそこまでのレコードはないため
当面は今のままで聴いていこうと思います。
本体の寸法重量は
DS-E1：横20�僉�高さ7�僉�奥行き16�僉⊇杜�1.4��
DS003：横33�僉�高さ9.2�僉�奥行き29.5�僉⊇杜�5��
と大きくさらに重くなっていて、見た目の質感もアップしています。
音の違いは
・低音の出方がE1よりも大きい、ただ、E1では聞こえていなかった低音が出ていると感じます。
・そのせいか音の彫が深くなりました。
・ボーカルの音像も明確になり、しかも前に以前よりでてきています。
総じて価格なり（定価ベースで2.5倍以上？）かと。かつての自分であればフォノイコに30万円近くだすというのは
信じられませんが、音を聴いてしまうとやむをえません。
今は音のメリハリや定位がはっきりとわかりやすいボーカルやポップスなどのレコードを引っ張り出して毎日
聴いています。
クラシックのレコードにも今後挑戦していく予定です。
いやあ、いいです。SACDで同じ音源のものも聞き比べてみますがこのアナログの音は一つ上を行く感じです。
音の余韻、厚みと深みが明確にでてきます。
これを聞いてしまうとさらに上はどうなのか？と思ってしまいます。非現実的な価格なので自宅への導入は
無理としても試聴はしてみたいです。
ネットで拾ったDS003イコライザーのレビューを参考までに貼っておきます。
自分で聴くと書いてあることがよく理解できます。
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基板の厚み及び銅箔の厚みを変更、出力も4パターンから選択可能
DS002イコライザーと比較し、基板の厚みが1.6mm厚→2.0mm厚に変更になり、銅箔の厚みは35μから70μへと厚さが
変更されたことで、より深みのあり落ち着いた音に仕上がりました。またDS003イコライザーでは低域のカットオフ
周波数を4種類から選択可能となった事でよりシステムにマッチした出力を選択頂けるようになりました。
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試聴してすぐに感じるのは背景の静けさと音の分離、定位の良さです。
元々これらのスペックは優れていましたが、より一層その能力を高めています。
専用のイコライザーはDS002のイコライザーと比較して基板の厚みを2.0mm、銅箔の厚みを70μに増強。
低域のカットオフ周波数の切り替え機能を搭載し、4種類のパターンからシステムにマッチした出力を選択できます。
このイコライザーも旧モデルよりも落ち着きがあり、深みのある音が出ているように感じます。
DS003の静けさやセパレーション、定位の良さは驚くべきものがあります。
かといってデジタルの音とは全く異なり、密度のある極めてソフトなアナログサウンドなのですから不思議な体験です。
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DS-003は音の解像度に柔らかさと、低音の豊かさを加え、落ち着いた雰囲気を醸し出した。
再生する音楽ジャンルの幅が広がった。
落ち着いた音のスピーカーには、分解性高く快活な表現を付加する能力を持つ。
